今回は橋梁には欠かせないものである「伸縮装置」について、お話したいと思います。
下の写真は滋賀県米原市で弊社が補修工事を実施予定の現場写真ですが、橋台と橋桁を繋いでいる「黒色で波線がある部分」が伸縮装置になります。
橋は自重はもちろんのこと、車、人、地震等の様々なものに耐えられるように作る必要がありますが、特に影響するのが「気温の変化」です。
気温が高いと橋桁が伸び、逆に低いと橋桁が縮んでしまう為、橋桁か橋台、もしくはどちらも破損してしまう可能性があります。それを防ぐために継ぎ目の部分に少しだけ隙間を開けて、「伸縮装置」を設置します。
伸縮装置はぎざぎざの歯がお互いに噛み合うような構造で、気温の変化によって橋桁が伸び縮みしても問題ないようになっています。
※電車が走っている線路も同様の理由で伸縮装置が付いています。
興味があればお近くの橋など見に行ってみてください!
今回は「伸縮装置」について簡単に解説しました。
今後、不定期ではありますが、橋に関する部材、用語の解説をしていきたいと考えていますので、更新の際は見に来ていただけると嬉しいです!