こんにちは!有限会社オカムラのブログ更新担当です。 今回は「PC橋」についてお話します。 橋梁には超大雑把に分けると「コンクリート橋」と「鋼橋」があります。
今回はそのコンクリート橋の中の「PC橋」について解説していきたいと思います!
まず、「PC」ってなに?というところですよね。「PC」というのは「プレストレストコンクリート」の略で「プレ(あらかじめ)」「ストレス(圧縮応力)」を与えられた「コンクリート」という意味です。英語表記にしてみるとわかりやすいです。「Prestressed Concrete」
でも、なんでコンクリートにストレスを与えるのでしょう?ストレスを与えるとかえってひび割れしたり劣化しそうなイメージがあります。では、その謎を麻雀を使って説明します。ww
みなさんは麻雀をしたことはあるでしょうか?牌を混ぜて、山を積むときに卓の手前に牌を集めて手でシュッとやったあとに両端を小指で挟んで牌が崩れないように積みますよね。そうです。それが「プレストレス(圧縮応力)」なんです!www
わかりやすく説明すると、牌が下に落ちようとする力を横からの力で打ち消しているのです。しかも、コンクリートは性質上、引張力には弱いが圧縮力には強いため圧縮力を加えてコンクリートが劣化することはありません。最初に考えた人はほんとに凄いですよね。
その構造を用いた橋のことを「PC橋」と呼びます。PC構造は橋梁だけでなくさまざまな建築物にも使われています。有名なところだと出雲大社もその一つです。こんなふうにみなさんの身近なところにもPCは使われています。興味があるかたは調べてみてください。
今回は「PC橋」について、解説しました!
最後まで読んでいただきありがとうございました!