みなさんこんにちは!有限会社オカムラです!
今回は橋の両端にある「地覆」について、施工事例を紹介しつつ解説していきます。
地覆とは、橋の側端部で橋面よりも高くなった部分のことをいいます。
地覆の機能としては、橋梁用防護柵の基礎、雨水の導水、自動車等の逸脱防止等があります。地覆+橋梁用防護柵以外にも高速道路のような特に丈夫な欄干が必要な箇所には「壁高欄」という鉄筋コンクリート構造のものもあります。「壁高欄」については、また別で書きます。
それでは、3月に施工した現場の写真をもとに地覆の施工フローを解説していきます。
1.鉄筋組立
この現場は架け替え工事で、プレキャスト床版にあらかじめアンカーが設置されていたので、アンカー筋を差し込み、主筋を結束し、最後に配力筋を結束します。
2.型枠組立
床版に出した墨の上に型枠を組み立てます。防護柵のアンカーの位置と道路幅員がマイナスにならないよう注意して組み立てます。
3.コンクリート打設
鉄筋、防護柵アンカーが動かないよう注意しながらバイブレーターでコンクリートを打設していきます。型枠のきわは、バイブレーターを怠ると豆板やあばたができるので、入念に施工します。
4.完成
養生期間のあと、型枠を脱型し、Pコン仕上げをして完成です。
地覆に限らずですが、仕上がったコンクリートを見ると丁寧に施工したのか、手抜きしたのかが一発でわかります。きれいなコンクリートに仕上げるためにすべての工程で丁寧な施工を心掛けています。
今回のブログは以上になります!最後まで見ていただきありがとうございます!次回もお楽しみに!!