皆さんこんにちは!有限会社オカムラです!
今回は弊社の施工事例「根固め工」について、解説していきたいと思います。
現場は滋賀県大津市某所の雪深い地域の河川に架かる林道へ続く橋梁でした。河川に架かる橋梁工事は、河川の渇水期(一般的に10月中旬から6月中旬頃まで)にしか施工できないため、どうしても冬の施工になる場合が多いです。この現場のおかげで雪かきが少しうまくなりました笑
対象橋梁の橋台は、ちょうど河川の曲がり角に位置しており、河川増水時に徐々に洗堀されて岩着で打たれていた既設の根固めコンクリートはほぼなくなっていました。さらに、橋台の隣に積まれていた石積み護岸が崩落し、根固めの前まで転がってきていました。
いろいろ問題が起こりそうな現場でしたが、次の工程で進めました。
1.水替え(橋台付近で作業できる程度の水量にする)
2.石積み護岸斫り
3.橋台水洗い
4.ベースCon打設
5.型枠組立
6.Co打設
すると早速問題発生!石積み護岸を斫っている際に、既設根固めが崩落しました。
もともと根固めの真ん中に大きな貫通クラックが入っていて、斫りの際の振動で崩落したものと思われます。なってしまったものは仕方ないので、崩落部も斫り、そこも打設する方向に決まりました。(当初の設計では、クラック補修だけだったので、逆に良かった)
そんなこんなでようやく型枠を組立て、コンクリートを打設出来ました!
いろいろありましたが、いろいろあった分思い出深い現場になりました。(水替えの小型土のう積立が一番しんどかったかも笑)
今回のブログは以上になります!最後まで読んでいただきありがとうございました!!