こんにちは有限会社オカムラのブログ更新担当です!京都府木津川市を拠点に橋梁新設工事、橋梁補修工事をメインに仕事を行っております!今回は昨年度に行った、「床版架け替え工事」について書いていきます!
床版を架け替えるということは床版がかなり損傷しているということです。コンクリートのひび割れ、断面欠損、鉄筋露出なんかは当たり前で、露出している鉄筋が破断しているところも多々ありました。意外とよくこの上を車が通っているなとひやひやする橋はみなさんの近くにもあるかもしれません😅
これが施工前の写真です。
写真を見てわかる通り、コンクリートのひび割れがひどいです。補修をしてて思うのが昔の橋の鉄筋はなぜかかぶりがないのです。多分型枠に鉄筋を直置きしてたんだと思います。詳しい方いたら教えてください。かぶりが少ないせいで鉄筋が腐食するとひび割れどころかすぐにコンクリートが剥落してしまいます。これは架け替えが必要ですね🧐
架け替えの手順はこうです。
1.支保工組立
・床版をカッターで切断したときに落ちないように床版の下に受けを作っておきます。
2.床版切断
・コンクリートカッターにて床版を切断します。
3.床版撤去
・ユニック車で小割した床版を撤去します。
4.支承設置
・新しい床版を支える支承を設置します。
5.床版架設
・新しい床版(PRC床版)を架設します。
これにて架設は完了です!うちだけかもしれませんが昔からなぜか架設の日は雨が降るらしいです🤦♂️🤦♂️雨の中大変でしたが完成した床版を見ると達成感があります!
小さな橋ですが近隣住民の方にとっては生活に欠かせないものです。縁の下の力持ちとして、これからも橋梁新設、修繕行ってまいります!
最後まで読んでいただきありがとうございました!